第000回 『公民』をどうして学ぶの?
第000回 『公民』をどうして学ぶの?
今日から公民について会話をしてくれる2人を紹介します。空くんと茜さんです。
二人は、『公民』について勉強している、中学生。そして、彼らの抱く疑問を通じて、ぜひ『公民』を面白く、幅広く、身につけてください。今回は、どうして、『公民』を学ぶ必要があるのかについてです。それでは、はじまりー。
空:はじめまして。
茜:って、初めてなの?
空:そう。ここに登場するのは、初めてってこと。
茜:そっか。で、何するの?
空:そりゃー、『公民』を勉強するんでしょ。
茜:あ、まえがきに書いてあるし。
空:ちゃんと、よく読んでよ。
茜:ごめん、ごめん。
空:というわけで、今回は、『公民』をどうして学ぶかについて、考えようよ。
茜:それは、いいけど、『公民』って、一体、なんなのよ。『公地・公民』って社会の
先生が言ってた記憶がかすかーにあるけど。
空:うーん。ちょっと、教科書に出てないかな?
茜:さー、どうだろ。教科書を開くと、なんか、曲がったり、折れたりしちゃうから、
なるたけ、開かないようにしておこうっと思ってるから…。
空:それって、勉強してないってことじゃない?
茜:そうともいうわ。
空:それしか、考えられないと思うけど。
茜:わたしのことは、どうでもいいから、『公民』って、なんなの?教えてよ。
空:自分で調べたら?
茜:だから、言ったでしょ。教科書を開くと曲がっちゃうって。
空:もう、あった!えっと、『公民』って、社会のいろんな問題を真剣に解決しようって
考える人のことだって。
茜:なーんだ、考えてれば、いいんだ。じゃ、仙人みたいに、どっか深―い山奥で悟りを
開きなさいってことだよね。
空:そうじゃないみたいだよ。その次にこう書いてあるから。『ひと』『もの』『こと』
と積極的に『かかわる』ことが必要だって、書いてあるよ。
茜:なんか、めんどくさそー。
空:でも、大切なのは、わたしたちは、一人で生きていくことってないでしょ。
茜:そりゃ、そうだけど。いろんな人のことを気にしてたら、きりないじゃん。めんどー。
空:そんなに言わないで。だって、わたしたちは、いつか大人になるでしょ。
その時、大切なことは、社会に積極的に参画することだと思うよ。
茜:なに、偉そうなこと言ってるのよ。いつもと違う空君をみちゃったわ。嫌な感じ。
空:まぁ、まぁ。とにかく、『公民』を勉強することによって、素晴らしい『公民』に
お互いなろうよ。
茜:何がなんだか、よくわからなかったけど、空君の言うとおりにするわ。
空:ぼくの言うとおりにするなら、教科書開いてね。
茜:開くだけでいいんでしょ。見ないわよ。
空:なんで?
茜:だって、ねむくなっちゃうじゃん。
空:そんなこと言わないで。ちゃんと、勉強しようよ。
茜:もう、時間です。
空:なに、打ち切っちゃってるの?
茜:とにかく、これ以上、もう、打ちたくないって、作者が言ってます。
空:もう、いいから、じゃ、次回の予告をしておくよ。
茜:『第001回 グローバル化、情報化、少子高齢化』について、勉強するのよ。
空:おっ、すご。ちゃんと、わかってるし。
茜:そりゃー、早く終わりたいもん。
それでは、お話は、この辺で。次回まで、さようなら。
ここで、ちょっとまじめにいままでのことをまとめておきましょう。
(つづく)